読了本:室井大資「イヌジニン-犬神人- 1」

イヌジニン ―犬神人― (1) (怪BOOKS)

イヌジニン ―犬神人― (1) (怪BOOKS)

はてブでレビューを読んで、「好みのタイプの話だなあ」と思ったので買いましたが、大当たり。おもしろかった! 買ったばかりで3度、4度と読み返してしまったのは久しぶり。
ジャンルとしては、「チームでのお祓いもの」ですが、チームでの役割分担が徹底しているところがいいです。なんたって、実際に戦う人には、相手となる「怪」が見えないどころか、気配すらとらえることができなくて、見える人・聞こえる人のアドバイスを受けて戦わなければいけないわけで。あと現象だけが分かってるところから、根本原因を探っていく過程もおもしろいです。
本筋には関係ないけど、読み返したときに「若いの連れて守谷に話を聞いてきてくれ」って、最初からいけにえにささげる気満々だったと気づいて吹きました。染野くん、意外と順応しているように見えたけど、任務だからと割り切っているだけなんだろうか。