読了本：青野尚子/シヲバラタク「美術空間散歩」

美術空間散歩 (Eブックス―アート)

美しい写真に惹かれて購入。日本の美術館のうち、建物本位で選んだ48のアート空間が紹介されています。
そのうち私が行ったことあるのは11軒でした。
今回紹介されていた細見美術館(京都)はよく美術館のひとつですが、ここは収蔵品もすばらしいし、付属のイタリアンレストランもおいしくて、大好きな美術館です。
ヴァンジ彫刻庭園美術館(静岡)は一度だけ行ったことありましたが、彫刻も含めた空間の作り方がおもしろかったし、なにより付属のレストランで食べた窯焼きのピザがすばらしくおいしくて、忘れられない美術館でした。…といいながら、「あー、昔、窯焼きピザがすごくおいしかった美術館にいったことあったんだけど、えーっとどんな名前だっけ…」と、昨日ダンナに話したときには固有名詞はすっかり忘れてたんですけど。どうしても思い出せなかったので、この本に出会えてちょうどよかった。

金沢21世紀美術館(石川)と、養老天命反転地(岐阜)はぜひ一度は訪れてみたいです。あと直島(香川)も泊りがけで行ってみたい。

でも、正直説明を読んでる限りでは、建物はどれもおもしろそうなんですけど、収蔵品は微妙そうなものが結構あるような。箱物行政という言葉が思い浮かんでしまいましたが。作るのにお金のかかってそうな建物ばかりなんですが、ちゃんと採算ベースにのっているのかなあ。