読了本：アービンジャー・インスティチュート「自分の小さな「箱」から脱出する方法」「二日で人生がかわる「箱」の法則」

自分の小さな「箱」から脱出する方法

2日で人生が変わる「箱」の法則

わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいるでの紹介に興味を持ったので読んでみました。
出会えてよかった本、でした。
家族や友達、仕事の同僚等の身近な人たちと、どことなくうまく行かない人への特効薬になる本かも。
自己欺瞞から生じる自己正当化のせいで、相手を自分をまわりをゆがめて認識してしまう。こういう状態をこの本では「箱」に入っていると称していますが、その「箱」を自覚し、「箱」から脱出するためのアドバイスが物語形式でえがかれています。

相手を「人」ではなく「モノ」としてみてしまうと、それが相手にも伝わってしまい、人間関係がますますギスギスして、うまくいくものさえうまくいかなくなる。言われてみれば当たり前のことなんだけど、自分が今まで接してきた相手をちゃんとひとりの生身の人間として扱ってきていたのかというと…　あいたたたた。色々と身に覚えが…
本当にね、気をつけていかないと。読み終わって「為になったなあ」で終わらせずに、ちゃんと自分の問題として常に考え、実行していかないとダメなんだよね…　それが難しい。

「自分の小さな〜」の方では自分が「箱」を自覚して、それが引き起こす問題を認識することがメインで、「じゃ、「箱」の外にい続けるにはどうすればいいの？」の部分はあっさりと流されてしまったのが不満だったのですが、その部分については「二日で人生が〜」に具体的な心がけが書かれています。読むなら「自分の小さな〜」を読んでから「二日で人生が〜」に手を出した方が効果的。