読了本:須賀しのぶ「芙蓉千里」

芙蓉千里

芙蓉千里

戦時前の満州を舞台に、ひとりの少女が大陸一の女郎を目指して奮闘する物語。ヒロインのフミは、タフなキャラが多い須賀ヒロインの中でも一番度胸が据わってる感じ。
夏頃から積読してましたが、読み出したら一気読み。帯に「はいからさんが通る蒼穹の昴」と書かれてましたが、読みごたえがありながら読みやすさがあるところは「蒼穹の昴」に通じる部分があると思いました。売り方によってはかなりいけそうな手ごたえがあるので、この本が須賀さんにとっての「蒼穹の昴」になりますように。