ディケイド第19話「サボる響鬼」感想

今年のSHTは、戦隊もライダーも楽しんでみています。
ディケイドが始まってから、響鬼世界が来るのを楽しみにしていたんですが、一か月前にオリジナルキャストが登場と知ってから、楽しみだけど、でも不安で不安で、もうこれのことを考えると手足が震えるような状態で、この日を待ってました。

さて。実際に見たら、大笑いで楽しんだ反面、「あー、こんな感じか」という部分もあって。やっと肩の力を抜いてみることができました。

さて、感想の羅列です。

  • カッパ、なんかわいい。
  • アスムがヒビキさんの弟子で、しかも変身体にまでなっているとは!
  • あのガワは、京介変身体!
  • デビキさんも、今回のアスムくんもなかなかいい感じですね。
  • 筆文字は懐かしいですが、でも挿入のタイミングや長さ、音楽との連動とかが甘くて、オリジナルとは違いすぎるんですよね… そのあたり、わざとなのかなあ。
  • 今回のザンキさんは、ザンキさんというよりトウキさんな感じ。
  • ああ、でも変身シーンがカッコよかった!シビれました。
  • 動く斬鬼さんが見れただけで、もう満足ですよ…
  • でも、個人的には斬鬼さんには烈雷を使ってほしかった。烈斬は新造の武器じゃないですか。烈雷の方が代々伝えられてきたわけだし。
  • 雷電斬震の曲、それ違う!それはトドの清めの音…これもわざとなのかな?
  • イブキさん、バラww このイブキさんもどっちかというと劇場版の殿の設定が入っていますよね。
  • 響鬼といえば、変身解除で全裸。でも平成ライダーでは、変身後にダメージで人間体に戻るというシーンが頻発するわけで、ディケイドでは映画版設定で行くのかなあと思ったら、弟子のフォローっすかwwww
  • ザンキさんの喋り方、今回のティストに合わせてか、大袈裟なしゃべり方していますね。そのせいでザンキさんじゃないんですよね…
  • 「少年」、懐かしいなあ。
  • イブキさんのところ、スタジオっすか。
  • 反面、汗臭いザンキさんの道場。
  • でも、弟子がいっぱいいるっていうのは、なんか、うーん、ひっかかるんですよね。弟子がたくさんいないと、変身解除の着替えのフォローはできないですが。
  • トドロキ→アキラ設定にはマジでヘコミました。ひなかちゃん…
  • クウガがまたしてもやられ役。まあ、天狗は等身大魔化魍の中でも強いですが。
  • 響鬼さんって、やっぱりほれぼれとするくらい、美しいですね。自然の中ではよく映えます。響鬼さんの中は、伊藤さんなのかな?
  • 響鬼さんが変身を避けたのは、こういう理由があったんですね。
  • ちょ、イブキ流とザンキ流の決闘の場所って、オリジナルでザンキさんが死んじゃった橋のすぐそば! 当時を思い出して、いろいろと複雑な気持ちに。
  • モモ、自重。
  • 戦っているうちに場所ワープ。平成ライダーだもんなあ。
  • ちょ、なぜあの程度のダメージで全身解除! この世界のザンキさんもイブキさんも鍛え足りないよ! オリジナル世界であの程度で全身解除してたら即死だって。(と、トドがオトロシに踏まれているシーンを見返してつくづく思いました…)
  • 巨大魔化魍が出てこなかったのは寂しいけど、予告をみて来週に期待。
  • ちょ、なぜ凍鬼さんの烈凍がっ!
  • 動いているディスクアニマルが見たかったです。挿入チャンスはあったと思うけど、予算や時間の問題だったんでしょうか。後編には期待しています。


ザンキさんの変身シーンはすごくカッコよくて、ザンキファンとしては嬉しかったけど。
でも、正直、キャラがオリジナルと性格が違うなら、別の俳優さんが演じた方がよかったんじゃないかと思いました。その方が見ている方も「違うし」と割り切りやすいですから。
あと、スタッフが思っている「響鬼らしさ」と前半厨の私が感じてた「響鬼らしさ」にはズレがあるんだなあ、と実感しました。違うからといって悪いわけではないんですが、ただ、「違うんだなあ」と。
でも。この世界のザンキさんは、元気で、生きている。もう、それだけで十分です。


後編部分のネタバレに関わるかもしれない話なので、畳みます。
鬼と魔化魍は表裏一体のものではないか、という設定は、放映当時からもファンの間では妄想語りされていて、二次創作でもよくでてきましたが、そういう意味では今回の響鬼が牛鬼という魔化魍になってしまう、という展開も興味深いです。
後半の展開は、たぶんアスムがヒビキさんから「響鬼」を継ぐことになるんじゃないかと思うんですが、これは当初構想の最終回のひとつの形ですよね。アスムがヒビキさんの弟子となって鬼になるといい、「響鬼」のもうひとつの可能性を見せてもらえるのは嬉しいです。
あと、師匠連中の性格は、オリジナルの裏返しになってるんでしょうね。鍛えてないヒビキさんに、キザで少々狡猾なところがあるイブキさん、我欲が強くて厳しいだけのザンキさん。そして、「仲良しライダー」の裏返し。
オリジナルのザンキさんも、あれくらい自分のことしか考えない人だったら…いや、オリジナルのザンキさんも、ある意味自分のことしか考えない人だったんですよね。自分が何もできないことの苦しみに耐えることができなかったから、自分の命を大事にすることよりも、人を助けることを選んでしまった。ヒーローとしては正しいことかもしれませんが、残される人の気持ちももっと思いやってほしかったですよ… 前半厨の私ですが、後半のザンキさんの暴走も、本質的にザンキさんってああいう無茶なことをする人だもんなあ、と納得のいく部分はあるわけで。ヒビキさんが公園でザンキさんに半ばあきらめたように「まあ、でもザンキさんならどっか悪くても大したことないっていうからなあ」とつぶやいたシーンを思い出してしまうわけです。前半厨の私ですが、あの公園のヒビキさんとザンキさんのシーンは大好きです。
ああ、結局は気持ち悪い響鬼前半厨で、ザンキさん本気厨な語りになってしまいました。すみません。

とにかく、来週は楽しみってことで!