読了本:須賀しのぶ「アンゲルゼ 最後の夏」

アンゲルゼ 最後の夏 (アンゲルゼシリーズ) (コバルト文庫)

アンゲルゼ 最後の夏 (アンゲルゼシリーズ) (コバルト文庫)

シリーズ二冊目。前の話を読んだときに続きは過酷な展開になるなあと思っていましたが、想像以上でした。"最後の夏"の描写が切なかったです。この世界や未孵化の謎も少しずつ解けてきましたが、本格的な戦いに入ったら、もっときっついことになりそうで、楽しみです。あと敷島少佐は結構過激な言動はしていますが、あれはいい方のメガネなんじゃないかと思います。根底に愛を感じるというか。須賀さんの他作品の腹黒キャラ*1に比べると「まともな人間」に思えちゃうんですが、それは比較対象がアレすぎるんだなあ。…といいつつ、新展開で真正腹黒キャラがでてくることを期待。

*1:ユージィンとか、サルベーンとかイーダルとか。このあたりの人たち、歪みすぎですから。ちなみにユージィン様は私の最愛須賀キャラです。