「うみねこのなく頃に」感想

「嵐で孤立した孤島の豪邸で起こる連続殺人事件」ものは結構好きで、昔はその手のミステリをよく読んだものでした。ってことで、「うみねこ」も雰囲気は堪能しましたが、作品への評価はまだなんとも…という感じです。すぐに再読したいとまでは思いませんでしたが、価格分は満足したし、次回作も購入するつもり。
まだ第1話だし、今回はオーソドックスな展開に終始してましたが、次以降の展開に期待。
でもこれ、「ひぐらしのなく頃に」を未プレイの方にはあんまりオススメできないかも。別に直接的な続編とかではないんですが、「一体何を推理すればいいのか」の方向性がひぐらしをやってないとまるでわからないと思うので。特に1話だけしかない現在では。

さて、隠し要素もクリアした上でのネタバレ感想です。微妙に「ひぐらし」のネタバレも混じっています。

  • 鷹野さんも魔女だったんか。なんか納得。(でも本人というよりは鷹野さんを魔女が支援してたという形でしょうが)
  • それにしても、正直、まだ1話だけでは「ルール」なんてまるでわからないわけですが… 次の話はどんなバリエーションになるのかなあ。殺される人が変わるだけなんてつまらない展開にはならないだろうし。
  • 魔女がいる・いない関係なしで感じた大きな疑問
    • なぜ金蔵はあれだけベアトリーチェを待ち焦がれていたのに、彼女が入ってこれないようなしかけを書斎に施しておいたのか
    • 魔女肯定派の真里亞がなぜ手記に「謎を解いてほしい」という記述をしたのか。何か理由があるのか、あの手記は真里亞の手によるものではないのか。
  • 魔女を肯定したとして、戦人は魔女を信じないから、七つの大罪を犯さない限り魔女は彼を殺すことができませんが、最初のいけにえにならOKなのかな? 今回は本館に泊まっていなかったから対象外になったみたいだけど(実際にそうなのかは疑問ですが)。
  • あんなちゃちなお守りでも効果あるんか?って不思議。
  • それじゃ、人数分のお守りを持ってスタートしたら、魔女に勝てるのか?→碑文の謎をといて黄金にたどり着かない限りは、時間切れになれば魔女の勝利? まあその辺は今後分かってくるんでしょうが。
  • 「18人か19人か。19人なら魔女の存在を認めるか」みたいな二択になっているので、深く考えずに「19人だけどヒト」説をとりあえず。あそこは使用人がローテーションみたいだから、今回シフトじゃなかった使用人がひとり実は島に滞在していて…とか。
  • 実際は人間による犯行の部分と、魔女による「魔法」の部分が入り混じっていることで、複雑な事態が起こっているように見えた…みたいになるんでしょうか。
  • でもそれじゃ「ひぐらし」と同じになっちゃうし。