二十三之巻 鍛える夏

今更ですが、感想。
今回のいっぱいいっぱいなトドロキくんをみて、昔テレビでみた「飼い主がでかけるとストレスで部屋の中で暴れて粗相をする犬」の映像を思い出してしまいました… トドロキくんのあの食欲って、ストレスからの過食? 普段からあれだけ食べてたら、食費がすごそうです。
「教わる立場のものがその態度ってどうよ?」なトドロキくんにしても、「もっとちゃんと説明してあげれば…」のヒビキさんにしても、どうもみててはがゆい気分になる話でした。
トドロキくんがヒビキさんの元で修行を受けるようになった経緯は描かれていないものの、トドロキくんが自らの意志で参加したのであれば、もうちょっとマジメにやっていると思うので、ザンキさんからヒビキさんと修行するように言われた…とかそのあたりなのでしょうか。
今回の話の一番の疑問は「なぜ誰もトドロキくんになぜ太鼓の修行をする必要があるか?を教えていないのか」ということ。
可能性としては、

(1)連絡ミス
ザンキさんはヒビキさんが説明すると思っていて、ヒビキさんはザンキさんが説明したと思っていた。
(2)教える気はなかった
一人前となったからには、教えられたことをやるばかりではなく、自分で考え、感じ取ることが大切だから、あえて何も教えなかった。

あたりかなあ、と。
ふたつ目の疑問は、「毎年夏の恒例行事であれば、昨年度もザンキさんがやっているはずなのに、なぜ戸田山くんは知らなかったのか?」ということ。
24話では、これらの疑問にすっきりとした回答がもらえるのでしょうか。

次回はトドロキくんが弦の鬼となった経緯が明かされるかも…という部分を楽しみにしています。普通に考えるなら、トドロキくんが魔化魍と遭遇した事件でザンキさんに助けてもらって、そのまま弟子入りした…になると思うんですが、トドロキくんの弦へのこだわりが、実は単に「昔からギター小僧だったから、弦の使い手を師匠に選んだ」なら予想外でおもしろいかも。でも、さすがにそれだと「そんな理由かっ!!」と視聴者ウケが悪そうだから無理かなあ。

ザンキさん、何しに吉野に行ってるんだろう…