読了本:羽海野チカ「三月のライオン 5」

3月のライオン 5 (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン 5 (ヤングアニマルコミックス)

フラグが立った!フラグが立ったよ! 帯にも「ラブストーリー」と書かれていたし、これからラブ話にもなっていくんでしょうか。楽しみです。…それはおいといて、羽海野さんの痛みの描き方はすばらしいなあ。ちょっと前に、(たしかQJだったと思うんですが)サブカル誌で羽海野さんのロングインタビューがあって、「学生時代ずっと友達がいなかったこと」「お昼ごはんは飛び箱の中で隠れるようにして食べていたこと」を知って驚いてたのでした。零くんはかつての作者でもあるわけで… あと、この作品がヤングアニマルという作者の作風とはかけ離れた媒体で掲載されているのは、「編集者さんで書く場所を決めたから」だそうで。他の編集さんはハチクロのような作品をまた求めたんだけども、現在の編集さんは「将棋はどうだ」とすすめてくれたんだそうです。作者の新しい力をうまく引き出せるような編集さんに出会えて、作者も幸せだよね。そして、そういう作品を読める読者も幸せだ。