読了本:木尾士目「ぢごぷり 1」

ぢごぷり(1) (アフタヌーンKC)

ぢごぷり(1) (アフタヌーンKC)

このマンガ、最初読んだときはどこを向いている作品なのかわからないところが、なんだか読んでて落ち着きませんでした。萌え絵で生々しい子育ての現実(悪露だとか尿漏れだとか、石のようにガチガチになるおっぱいだとか、出産経験者には「そう、そう!」と懐かしくなるものではありますが)を描いて、誰が喜ぶんだろう… それにしても最近のアフタヌーンでの展開は、この物語がどこに着地しようとしているのかわからなくて、最悪な事態が起こる予感がして怖かったんですが、あとがき見て、なんか納得。そうか、フィクションというオブラートに包んで本音をぶちまけたかった、と。うんうんうん、そうだよねぇ…「子育てエッセイ」ではその話はかけないよね。だとすると、そこまで恐ろしい展開には至らないで済みそう。よかった。