「快楽の強さは、やおい妄想>>>>(超えられない壁)>>恋愛」という話

さて、よしながさんと三浦しをんさんの対談で一番頷いた箇所が「恋愛より妄想の方がドーパミンが出る」あたりの話でした。

よしなが 萌えの気持ちのドーパミンが恋愛しているときと似ていないかと言われれば、似ていると思う。擬似恋愛、と言われてちょっと首を傾げたくなるのは、現実の恋愛より劣っているものだという感覚でものを言われているからだと思います。逆なんですよね。妄想するドーパミンのほうが、恋をしているよりもはるかに多く出ているはずなの。だから中毒になっちゃう。妄想のほうが快楽としての純度が高いんですよ。(P163)

ああ、わかる、わかる!
やおい妄想で脳がぎゅんぎゅんしているときの気持ちよさはたしかに麻薬的。
恋愛中のほわほわした感じも心地よいし、セックスも気持ちいいけど、萌えたぎっているときのやおい妄想の強烈な快感はまさにケタ違いですから。
特に好きキャラと好きカプが重なった時って、やおいテンプレ話(バレンタインデーやホワイトデーとか二人での温泉旅行とか)や、「100回は似たような話を読んだ」みたいなジャンルありがち話を読むだけでも、胸がぎゅんぎゅんしちゃうんですよね。同士と萌え語りしているときの脳の蕩け方もハンパじゃないし。*1

おもしろい本を読んだ時の頭ぐるぐるするような気持ちよさも、おもしろいコンサートや舞台も麻薬的なんですけど、でも私の場合は、やおい妄想が一番快楽が強いのです。

でもきっとこれは私が「やおい脳」だからなんでしょうけど。
「恋愛中毒」の人にとっては恋愛がそれくらい強い快楽をもたらしているんでしょうか。恋愛中毒の人にちょっと聞いてみたいけど、周りにはいないので。

*1:私の場合は、そこまで萌えたぎったことは、今までの人生で4度しかないですけどね… 5度目もきてくれればいいけどなあ…