読了本:「響鬼探究」
- 作者: 加門七海,東雅夫
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2007/07/01
- メディア: 単行本
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読むのに時間かかるだろうなあと思っていたのですが、予想外におもしろくて、あっさりと読み終えました。
正直、そっち方面については霜島ケイ、京極夏彦、高橋克彦らの小説から得られた知識しかない私にはよく分からない部分もありましたが、それでも知識の深い方の「響鬼」という作品によって喚起された「妄想」は十分に刺激的でした。
個人的に印象に残ったのは、「神と鬼」の話、修験道の話、「日高」という名前が持つ意味、あと公募作品の書道の先生のエッセイ。
特に修験道についてはもう少し詳しく知りたい気分。ブックガイドを参考にしてみます。
この本を読んでいると、吉野にまた行ってみたくなりました。
私が吉野に桜を見に行ったのは2005年4月でしたが、当時はまだ響鬼を見てなかったんです… 金峯山寺にも行かなかったし。今なら絶対に寄るんですが。蔵王権現像は秘仏だから拝観はできないでしょうけど…
もちろん、山肌が一面淡い桃色に染まった吉野は美しかったです。その時の写真はmixiのフォトアルバムにアップしていますので、もし興味がありましたらみてください。