読了本

流血女神伝 喪の女王 (1) (コバルト文庫)

流血女神伝 喪の女王 (1) (コバルト文庫)

いよいよ最終章スタート。今の私は響鬼にハマりすぎているせいで、他の物語が一切受け付けられない状態だから、大好きな「流血女神伝」シリーズでさえも楽しむのが辛く感じられるのではないかと不安でしたが、実際に読んで見たら物語の大きなうねりに引きずりこまれました。おもしろかったです。
以下、キャラ萌えのネタバレ話→エドカリ派としては、「ずっと一緒にごはんたべようね」というまるでプロポーズのようなカリエの言葉と、当然のようにカリエと子供を養う気でいたエドに萌えでした。
でも、二人の間にあるのは家族愛… にぶちんのエドにも少しずつ何かが芽生えてきているようですし、最後までにはなんとかならないかなあと思いつつも、あの二人は互いにずっとそばにいたい人、守りたい人であれば、それが家族愛でもいいんじゃないかという気がしてきました。

バルアンはヘタレ脱出。でも逆方向に針がふれすぎ_| ̄|○
バルアンの今後の修羅の道と、そんな家庭に育ったアフレイムのこの先を考えるとため息がでます。

ラクリゼとサルベーンの別れのシーンはとてもよかったです。ラクリゼもここらで素直になって普通の幸せをつかんでほしいなあ… 無理だろうけれども。

あと、サルベーンに頭を下げるエドに爆笑しました。

アルガが男前でカッコよかったです。イラストでみてみたかった…

イーダルの闇の部分が垣間見えるシーンの描写もよかったです。
このシリーズのタイトルの「喪の女王」は夫の死後、黒い服ばかりを着ているというユリ・スカナの女王様のことでしょうが、「砂の覇王」と同じく二重の意味を持つようになるのかなあ、と思ってみたり。